My Favorite Eldrazi
2016年11月28日祭りのあと。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
GP当日の詳しい戦績は(忘れたので)プレインズウォーカーポイントのオンライン版が更新されてからご報告するとして、今回はOGW発売以来僕がもっぱら手に取っているエルドラージというデッキについて少しひとり語りをしようと思います。
(1)デッキリスト
まず以下がGPで使用したリストです。
当日は自信満々で臨んだもののリストを共有した親友のはしもとは5-1からの3連敗で初日落ち、僕は初日こそ7-2で抜けたものの最終10-5と今一つふるわず、まだまだ十分に改良の余地があるものと考えています。
はしもとよ、おれの才能が足りず、本当に申し訳ない。対戦データだけあとでくれ
いわゆる忘却蒔き型のエルドラージに、直前の神挑戦者決定戦でお手合わせいただいた冨澤さんのアイデアであるモノリスを3枚加えブン回りと同型耐性を強化した形です。
※ 冨澤さんのデッキはデッキテックにもなっており、非常に完成度の高いデッキですのでエルドラージ使いの方はぜひ。
http://coverage.mtg-jp.com/gpchi16/article/018136/
このリストの反省点は以下の通り。
・「厳かなモノリス」4枚でよかった。エルドラージにおけるこのカードのパワーは本当に圧倒的で素晴らしい。4枚はフラッドしやすすぎるように思えるが、ウギンの目起動も助けてくれるため重ねて引いてもほとんど気にならない。
またデルバー相手には1Tチャリスorモノリスからスタートできないとかなり苦しい展開を強いられることが多い。2Tに忘却蒔きとか2Tに難題×2とか2Tに難題と砕くものとか、やってることがSuper Crazy(超・クレイジー)。MINAMIくんならテクノブレイクするレベル。
・「全ては塵」。モノリス投入によりコストも現実的で極めて魅力的なカードだが、モノリスの採用により速度が急上昇しておりBG系やデスタク相手にどうしても欲しいカードではなくなりつつある。また、同型相手のサイドイン札を圧迫する。
・「終末を招くもの」メタがオムニでは無くショーテルならばこの札だった。
上記を受け、私が新たに検討しているリストは以下です。
(2)メインボード
メイン四肢切断1枚と全ては塵を断念し、モノリスを4枚にしました。
また、土地配分もやや独特で不毛が4枚とられていて、替わりに魂の洞窟が3枚になっています。
これまでは考えられなかった構成ですが、同型を強く意識しての判断です。複数引いても弱いものは3枚に、何枚でも欲しいマッチがあるものは4枚に、という単純な理屈ですがGPではこの構成が有効に働いてくれました。
メインボードの変化球は歪める嘆きしか入っておらず、とにかく肉で押しつぶす、長引いたらウラモグで、というプランです。
(3)サイドボード
サイドボードで特に目を引くのが「終末を招くもの」が3枚と大幅増量されている点かと思います。このカードには富澤さんや伍堂くんが採用しているワームコイルに即効性で劣りますが、その分
・奇跡(罠の橋に対して飛び道具になるのがエライ!!エンドの前にぴゅっぴゅ!)
・感染
・BG系
・デルバー
・ショーテル
・リアニメイト
・土地単
・同型
と、受けが非常に広いという利点があります。
バーン対策としてのライフ回復役は従来通り十手に任せることにしました。これで感染相手のイン・アウトもピッタリはまります。
また漸増爆弾は2枚にして4枚目の歪める嘆きに変えたいところですが、GPではデスタクが石鍛冶から繰り出す「バジリスクの首輪」に随分と悩まされたため、やむを得えず増量しました。
※ 余談ですが「バジリスクの首輪」と「異端聖戦士サリア」のコンビ(コンビじゃなくて片方だけでゴールデン司会者クラス)はエルドラージに対する圧倒的な回答で、とても素晴らしいアイデアだと思います。考えたやつは死ね。
不安な点はサイドのアメジストの棘が2枚と従来の半数まで落ち込んでいる点かと思います。
アメジストの棘は主にストーム対策を担う札ですが、実はエルドラージというデッキはもとよりANTに対して入れるカードが多すぎるのです。
すでにメインボードでチャリス・難題というカードを確保できている点、歪める嘆きをトータル3枚とした点、サイド後は対戦相手が主に置物対策を積んでくるであろう点などを加味して2枚での運用を試みています。
まあ実際ガードが下がりすぎているのはその通りなので当たってしまったら力線と一緒に初手に来ることを祈りましょう。
エルドラージとはそういうデッキです。
(4)サイドプラン
vs奇跡
out
モノリス 4
作り変えるもの 4
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
漸増爆弾 3
梅澤の十手 1
vsBUGカスケード
先手
out
モノリス 4
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
後手
out
チャリス 4
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
vsデスタク
先手
out
果てしなきもの 4
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
in
歪める嘆き 1
漸増爆弾 3
終末を招くもの 3
十手 2
後手
out
チャリス 4
果てしなきもの 4
忘却蒔き 1
in
歪める嘆き 1
漸増爆弾 3
終末を招くもの 3
十手 2
vsショーテル
out
作り変えるもの 1
忘却蒔き 4
アーボーグ 1
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
アメジストのとげ 2
vsANT
out
作り変えるもの 4
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
魂の洞窟 1
in
歪める嘆き 1
アメジストのとげ 2
漸増爆弾 3
虚空の力線 4
vs感染
out
作り変えるもの 4
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
十手 2
漸増爆弾 3
vsビチグソデルバー(歪める嘆きの扱いなど、ちょっと検討中。対BUGデルバーは以下とはまた違うので注意。いずれにせよまじで糞。クソじゃなくて糞。)
out
歪める嘆き 2
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
in
終末を招くもの 2
十手 2
漸増爆弾 3
vs同型
out
チャリス 4
歪める嘆き 2
in
終末を招くもの 3
十手 2
漸増爆弾 1
vsBUG ニックフィット
そんなデッキ知らん。
vsワールドゴージャー
デッキがout
残念ながらGP千葉に我が同胞のエルドラージが入ることはできませんでした。
しかし我々はまだまだ進化できます。エルドラージだからです。
GPを糧に、次なる高みへ。
ちなみに僕はエタフェスでられません。ヨメドラージほんとひで。
それでは皆さん、良いエルドライフを。
GP当日の詳しい戦績は(忘れたので)プレインズウォーカーポイントのオンライン版が更新されてからご報告するとして、今回はOGW発売以来僕がもっぱら手に取っているエルドラージというデッキについて少しひとり語りをしようと思います。
(1)デッキリスト
まず以下がGPで使用したリストです。
当日は自信満々で臨んだもののリストを共有した親友のはしもとは5-1からの3連敗で初日落ち、僕は初日こそ7-2で抜けたものの最終10-5と今一つふるわず、まだまだ十分に改良の余地があるものと考えています。
はしもとよ、おれの才能が足りず、本当に申し訳ない。対戦データだけあとでくれ
The Katakawa Special
25クリーチャー
4《果てしなきもの/Endless One》BFZ
4《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic》OGW
4《作り変えるもの/Matter Reshaper》OGW
4《難題の予見者/Thought-Knot Seer》OGW
4《現実を砕くもの/Reality Smasher》OGW
4《忘却蒔き/Oblivion Sower》BFZ
1《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》BFZ
10呪文
2《歪める嘆き/Warping Wail》OGW
3《厳かなモノリス/Grim Monolith》ULG
4《虚空の杯/Chalice of the Void》MMA
1《四肢切断/Dismember》
25土地
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》TMP
3《魂の洞窟/Cavern of Souls》AVR
4《裏切り者の都/City of Traitors》EXO
4《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》MM2
4《不毛の大地/Wasteland》EMA
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》M15
4《ウギンの目/Eye of Ugin》MM2
15サイドボード
4《虚空の力線/Leyline of the Void》M11
3《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》LRW
2《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》BOK
2《全ては塵/All Is Dust》MM2
1《歪める嘆き/Warping Wail》OGW
1《終末を招くもの/Endbringer》OGW
いわゆる忘却蒔き型のエルドラージに、直前の神挑戦者決定戦でお手合わせいただいた冨澤さんのアイデアであるモノリスを3枚加えブン回りと同型耐性を強化した形です。
※ 冨澤さんのデッキはデッキテックにもなっており、非常に完成度の高いデッキですのでエルドラージ使いの方はぜひ。
http://coverage.mtg-jp.com/gpchi16/article/018136/
このリストの反省点は以下の通り。
・「厳かなモノリス」4枚でよかった。エルドラージにおけるこのカードのパワーは本当に圧倒的で素晴らしい。4枚はフラッドしやすすぎるように思えるが、ウギンの目起動も助けてくれるため重ねて引いてもほとんど気にならない。
またデルバー相手には1Tチャリスorモノリスからスタートできないとかなり苦しい展開を強いられることが多い。2Tに忘却蒔きとか2Tに難題×2とか2Tに難題と砕くものとか、やってることがSuper Crazy(超・クレイジー)。MINAMIくんならテクノブレイクするレベル。
・「全ては塵」。モノリス投入によりコストも現実的で極めて魅力的なカードだが、モノリスの採用により速度が急上昇しておりBG系やデスタク相手にどうしても欲しいカードではなくなりつつある。また、同型相手のサイドイン札を圧迫する。
・「終末を招くもの」メタがオムニでは無くショーテルならばこの札だった。
上記を受け、私が新たに検討しているリストは以下です。
This is Katakawa Special
クリーチャー:25
4:《果てしなきもの/Endless One》BFZ
4:《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic》OGW
4:《作り変えるもの/Matter Reshaper》OGW
4:《難題の予見者/Thought-Knot Seer》OGW
4:《現実を砕くもの/Reality Smasher》OGW
4:《忘却蒔き/Oblivion Sower》BFZ
1:《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》BFZ
呪文:10
2:《歪める嘆き/Warping Wail》OGW
4:《虚空の杯/Chalice of the Void》MMA
4:《厳かなモノリス/Grim Monolith》ULG
土地:25
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》TMP
3:《魂の洞窟/Cavern of Souls》AVR
4:《不毛の大地/Wasteland》EMA
4:《裏切り者の都/City of Traitors》EXO
4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》MM2
4:《ウギンの目/Eye of Ugin》MM2
2:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》M15
サイドボード:15
3:《終末を招くもの/Endbringer》OGW
1:《歪める嘆き/Warping Wail》OGW
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》M11
3:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》M14
2:《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》LRW
2:《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》BOK
(2)メインボード
メイン四肢切断1枚と全ては塵を断念し、モノリスを4枚にしました。
また、土地配分もやや独特で不毛が4枚とられていて、替わりに魂の洞窟が3枚になっています。
これまでは考えられなかった構成ですが、同型を強く意識しての判断です。複数引いても弱いものは3枚に、何枚でも欲しいマッチがあるものは4枚に、という単純な理屈ですがGPではこの構成が有効に働いてくれました。
メインボードの変化球は歪める嘆きしか入っておらず、とにかく肉で押しつぶす、長引いたらウラモグで、というプランです。
(3)サイドボード
サイドボードで特に目を引くのが「終末を招くもの」が3枚と大幅増量されている点かと思います。このカードには富澤さんや伍堂くんが採用しているワームコイルに即効性で劣りますが、その分
・奇跡(罠の橋に対して飛び道具になるのがエライ!!エンドの前にぴゅっぴゅ!)
・感染
・BG系
・デルバー
・ショーテル
・リアニメイト
・土地単
・同型
と、受けが非常に広いという利点があります。
バーン対策としてのライフ回復役は従来通り十手に任せることにしました。これで感染相手のイン・アウトもピッタリはまります。
また漸増爆弾は2枚にして4枚目の歪める嘆きに変えたいところですが、GPではデスタクが石鍛冶から繰り出す「バジリスクの首輪」に随分と悩まされたため、やむを得えず増量しました。
※ 余談ですが「バジリスクの首輪」と「異端聖戦士サリア」のコンビ(コンビじゃなくて片方だけでゴールデン司会者クラス)はエルドラージに対する圧倒的な回答で、とても素晴らしいアイデアだと思います。考えたやつは死ね。
不安な点はサイドのアメジストの棘が2枚と従来の半数まで落ち込んでいる点かと思います。
アメジストの棘は主にストーム対策を担う札ですが、実はエルドラージというデッキはもとよりANTに対して入れるカードが多すぎるのです。
すでにメインボードでチャリス・難題というカードを確保できている点、歪める嘆きをトータル3枚とした点、サイド後は対戦相手が主に置物対策を積んでくるであろう点などを加味して2枚での運用を試みています。
まあ実際ガードが下がりすぎているのはその通りなので当たってしまったら力線と一緒に初手に来ることを祈りましょう。
エルドラージとはそういうデッキです。
(4)サイドプラン
vs奇跡
out
モノリス 4
作り変えるもの 4
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
漸増爆弾 3
梅澤の十手 1
vsBUGカスケード
先手
out
モノリス 4
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
後手
out
チャリス 4
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
vsデスタク
先手
out
果てしなきもの 4
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
in
歪める嘆き 1
漸増爆弾 3
終末を招くもの 3
十手 2
後手
out
チャリス 4
果てしなきもの 4
忘却蒔き 1
in
歪める嘆き 1
漸増爆弾 3
終末を招くもの 3
十手 2
vsショーテル
out
作り変えるもの 1
忘却蒔き 4
アーボーグ 1
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
アメジストのとげ 2
vsANT
out
作り変えるもの 4
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
魂の洞窟 1
in
歪める嘆き 1
アメジストのとげ 2
漸増爆弾 3
虚空の力線 4
vs感染
out
作り変えるもの 4
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
in
歪める嘆き 1
終末を招くもの 3
十手 2
漸増爆弾 3
vsビチグソデルバー(歪める嘆きの扱いなど、ちょっと検討中。対BUGデルバーは以下とはまた違うので注意。いずれにせよまじで糞。クソじゃなくて糞。)
out
歪める嘆き 2
忘却蒔き 4
ウラモグ 1
in
終末を招くもの 2
十手 2
漸増爆弾 3
vs同型
out
チャリス 4
歪める嘆き 2
in
終末を招くもの 3
十手 2
漸増爆弾 1
vsBUG ニックフィット
そんなデッキ知らん。
vsワールドゴージャー
デッキがout
残念ながらGP千葉に我が同胞のエルドラージが入ることはできませんでした。
しかし我々はまだまだ進化できます。エルドラージだからです。
GPを糧に、次なる高みへ。
ちなみに僕はエタフェスでられません。ヨメドラージほんとひで。
それでは皆さん、良いエルドライフを。
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